ゼラニウム
学名:Pelargonium graveolens / Pelargonium odoratissimum
科名:フロウソウ科
抽出部位:枝葉と花
抽出方法: 水蒸気蒸留法
ノート : ミドル
◇ 歴史
ヨーロッパでは家を守る厄除けの為に窓辺にゼラニウムを飾る習慣が何世紀も前からあるほ
ど悪霊を追い払うハーブとして親しまれてきました。南アフリカ原産のゼラニウムは17世
紀後半にイギリスに輸出され交配された後に19世紀になってからフランスやイギリスの植
民地に再輸出されはじめたそうです。特にフランスがゼラニウムの精油の商業的な生産に
力を入れ始めました。かつてルイ13世によってブルボン島と命名され、現在はレユニオン
島と呼ばれる南西インド洋に浮かぶ香りの島で大半が生産されるほか、エジプト、モロッ
コや中国などで生産されるゼラニウムの精油は石鹸や香水に良く用いられ、様々な芳香を
模造するのに使用されています。
力を入れ始めました。かつてルイ13世によってブルボン島と命名され、現在はレユニオン
島と呼ばれる南西インド洋に浮かぶ香りの島で大半が生産されるほか、エジプト、モロッ
コや中国などで生産されるゼラニウムの精油は石鹸や香水に良く用いられ、様々な芳香を
模造するのに使用されています。
こちらは観賞用のゼラニウム 赤やピンクなど様々な 種類があります |
ゼラニウムは別名をローズゼラニウムまたは
ニオイテンジクアオイともいいます。一般的
にはゼラニウムと呼ばれていますが観賞用の
ゼラニウム(フウロソウ属)とは別の植物です。
オレンジ、レモンやジンジャー、シナモンの
香りなどを持った沢山の種類があります。
あるペラルゴニウムの中でも学名Pelargonium graveolens / Pelargonium odoratissimumとつけ
られたゼラニウムがアロマセラピーで利用されています。
ふちがギザギザして先がとがった葉をつけ、小さなピンク色の花を咲かせるゼラニウム、
この枝を含む葉や花からオイルを抽出します。
Pelagos から。ゼラニウムの花のつぼみはまるでつる
のくちばしのような形をしています。
graveolens は「強い香りの」odorantissimum は「非常に
香りのよい」という意味を持ちます。
◇ 効能
ゼラニウムは適度な鎮静作用と冷却作用、調整作用のあるバランシングオイルです。
神経系、生殖器系からお肌のトラブルなど特に女性には嬉しい効果が沢山あります。
◇ 注意
中期、後期に使用する場合も十分注意が必要です。
ごく稀に、敏感肌の方は刺激を感じることがあります。
*心に対するはたらき
*体に対するはたらき
リンパの流れを促し利尿作用と合わせて毒素や老廃物の排出を助けるのでくるぶしのむく
粘性を低下させて流れやすくさせるので循環器系の機能を強めてくれ、血行不良や静脈瘤
にも良いとされています。
自律神経の乱れからくるような乾いたような便秘と下痢を繰り返す過敏性腸症候群にも有
この点に気をつけるとかなりの効果が期待できるはずです。これは月経不順に悩む人にも
同様ですが月経痛の軽減ではありません。月経痛の軽減にはクラリセージやラベンダー、
カモミールローマン、カモミールブルーがおすすめです。冷却作用があることも合わせて
更年期のホットフラッシュ(ほてりやのぼせ)や動悸を落ち着かせてくれます。
すめです。
赤ちゃんを運んでくるコウノトリという名前がついたゼラニウムの精油がホルモン系に
つ作用に気づいていたのでしょうか。
強い刺激性や鎮静作用があるというよりはバランスを取る作用が高いゼラニウム、過度に
どんな精油とも割と相性が良く、ローズと共通の化学成分を多く含んでいるのでフローラ
ル系でまとめるととても女性らしく優しい香り、ローズマリーやミンティですっきりした
香りの中に加えると華やかな印象がプラスされます。
◇ おすすめのブレンド
柑橘系 ローズ ローズマリー
クラリセージ マジョラムスイート ラベンダー
パチュリ サンダルウッド ホーリーフ
*負の感情のループから抜け出したいとき
ローズマリー4 ゼラニウム2 パチュリ1
*落ち着きと安定を取り戻し、内なる強さと美しさを引き出してくれるブレンド
ベルガモット3 ゼラニウム1 パルマローザ1
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